9月10日、寿月堂パリ店のプレスプレビューを行いました。
Vol.12008.09.28
去る9月10日、東京築地にて、寿月堂パリ店オープンのプレスプレビューを行いました。場所は中央区の文化財にも指定されている「寿月庵」。たくさんのプレスのの方々にお越しいただき、アットホームな空間での心ばかりのおもてなしにご満足いただきました。
1Fではパリ店で扱う商品の陳列やイメージ映像を流し、今回の寿月堂プロジェクトに関わるメンバーの紹介と弊社社長からのメッセージ、パリ店の説明を行いました。お忙しい中、今回の設計を担当する世界の建築家、隈研吾先生にもご登壇いただきました。
隈先生のメッセージ:
「竹林のような空間を作りたいと思った。そこには日常の世界とは別の空気が流れており、別の種類の光が降り注いでいる。その特別な空間の真ん中に、無垢で節のないヒノキの板を置いた。ヒノキは特別な木で、その上に置かれたものを滑らかにすると考えられていた。その板の上で日本の「自然」を味わって欲しいと考えた。地下は石の茶室がある。パリの地下に眠る石の洞窟で、お茶もまた別の顔を見せてくれるだろう。」
2Fでは小川流煎茶の師範、上田名楽先生にお越し頂き、お煎茶の呈茶を行いました。「雨月物語」で有名な上杉秋成が愛したという「文人手前」を披露。茶葉は寿月堂の高級深蒸し煎茶「特撰百年の春」。お菓子はパリ店の喫茶メニューのイメージでマカロンを合わせました。皆様から、お茶の味に「甘くてとても美味しい!」と歓声が上がりました。