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特集|パリ店便り

Pâtisserie Kenta et Akira

Vol.982025.10.16

ノルマンディー公国の首都として栄えたルーアンは、中世の面影を今も色濃く残す美しい街。モネ、ピサロ、ルノワールなどの印象派の画家たちが魅了された街でもあり、特にモネが描いた「ルーアン大聖堂」はあまりにも有名です。そんな芸術と歴史に溢れたルーアンの街に、日本人のご夫妻が営むパティスリー「Pâtisserie Kenta et Akira」があります。

「いつの日かフランスで自分のお店を持ちたい」という夢を抱きながら日本でパティシェの修行を重ねてきたご主人の平川さん。偶然訪れたルーアンで同じくパティシェとして働いていた奥様に出会い、7年前にお二人の名前を冠した店舗をオープンさせました。

13世紀の木造建築を生かした店内のショーケースには和のエッセンスを織り交ぜた抹茶シュークリーム、どら焼き、ティラミス、サンマルクなどのケーキが並んでいます。特に寿月堂の抹茶を使ったスイーツは抹茶の味わいが際立つと大好評。いまやお客様の定番の味となっています。

ドリンクメニューも充実しています。抹茶ラテやほうじ茶ラテにはノルマンディー地方の特産品であるジャージー牛のミルクを使用。濃厚でまろやかな味わいが、抹茶やほうじ茶のほろ苦さや香ばしさをやさしく包み込みます。 ご夫妻の温かい人柄を感じさせる居心地良い店内には地元のお客様で溢れています。

パリからルーアンへは電車で約1時間半。
中世の街並みを散策しながら、日本の心が香るスイーツを味わいに小さな旅はいかがでしょうか。

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